用語集
膜厚測定、素材分析、材料試験、表面特性解析のトピックに関する技術用語集です。
Deutsche Akkreditierungsstelle
ドイツの国家認定機関。ドイツ認定評議会の略です。
欧州規格、国際標準化機構の規格として制定されたものを、内容を変えずにそのままDINとして採用したもので、ドイツ規格協会が制定する、ドイツの国家規格です。
IACS(International Annealed Copper Standard)
国際的に採用された焼鈍標準軟銅による単位(%IACS)です。軟銅の導電率(5.8×10^7S/m)を100%IACSとして試験体の導電率を百分率で表現したのが%IACSです。
塗装は、船舶の状態を良好に維持すると共に保守を容易にするため非常に重要なものです。また、建造段階における施行品質が将来にわたる塗装の維持に大きな影響を与えます。このような塗装の重要性に鑑み、国際海事機構(IMO)は2006年12月8日通称PSPCと呼ばれる塗装性能基準を採択しました。 また、IMOはPSPCを強制化させるSOLAS条約II-1章3-2規則の改正を同時に採択しました。
PSPCの90/10ルール : 「全膜厚測定点の90%は塗料スペックが求めるNDFT(公称乾燥膜厚)以上で、なおかつ残り10%の膜厚は0.9×NDFTを下回らないこと」を意味します。この90/10ルール対応機能を搭載した膜厚計(フィッシャー社MP0R,FMPシリーズ)も登場しています。
National Institute of Standards and Technology
アメリカの国立標準技術研究所です。
SSPC(Steel Structures Painting Council USA 米国鋼構造物塗装協会)によるSSPC-PA2規定は防食塗装膜厚が各規格値の80%以上120%以内でなくてはならないと定められています。
(参照)SSPC HP: http://www.sspc.org/(SSPC規格が入手できます)
(注) フィッシャー社の膜厚計はMP0RやFMP100などで、SSPC-PA2対応の測定モードがあり、3ポイントの測定平均が80/120%以内かの確認が容易にとることができます。また、FMP100などの上位機種では、測定ポイントへのグラフィックガイドや統計処理ができます。
X線の強度、流束、空間分布、エネルギースペクトルなどを測定する光検出器です。